2024/09/05 11:12
こんにちは。お久しぶりです。
インスタだけではどうしても言葉足らずになりがち、、でございました。
ブログもまた更新しますので、お時間ある時にぜひ読んでみてくださいね。
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「コランダム」って何?
さて。
最近、こんなご質問を頂きました。
確かに、もしかすると、耳馴染みの無いワードですよね。
考えてみたら一般的なワードでは無いかもしれません。
せっかく良い機会(気付き)を頂きましたので、簡単な解説をここに載せておきたいと思います。
「コランダム」と言うのは鉱物の名称ですが、この鉱物にあって最も有名なのが、赤色のルビーと青色のサファイア。この2つの宝石をご存じの方は多いのではないかなと思います。
コランダムは全ての色相を持ち合わせている珍しい鉱石で、赤色のルビー以外は総称してサファイアと呼ばれています(例えばグリーンサファイアやピンクサファイア、イエローサファイアといった具合に)。
赤ルビーと青サファイアは人気が高いために、実際、天然石に加熱処理をして赤や青の発色を良くしたもの、時には実験室で生産された合成ルビーや青色サファイアまでもが市場に混入することもあって、(それだけ愛されている証拠なのですが)その量の多さと巧みさから、時としてラボでの真偽鑑別、処理の有無判別など客観的な情報解析に時間を要することもあるようです。
高温加熱によるカラー処理は広く行われていますし、それが決して悪いということではなく(それが無ければ何百年待っても魅惑の大粒ルビーには出会えないかもしれないし)、すべての加工された宝石には「処理」の事実を明記するというルールさえ順守されていれば、誰もが自信をもってその魅力を享受できるということなのです。
宝石品質として価値が高いと言われるのは、その産出量が絶対的に少ないことによる希少性のためですが、なかなか出会えないからこそ、人為的な処理技術が向上しているというわけなのですよね。
ちょっと話は逸れますが、天然石が宝石となる場合、最初に重労力による採掘があって、そこから石の判別、カッティング(研磨)、流通を経て市場に届きます。もしその途中に熱処理などの工程が含まれればその費用、石の大きさによってはその後第三者による鑑別も求められますのでさらにその費用も加わり、その宝石をジュエリーに仕立てるとなれば、、、、道のりは遠く、費用もかさんでゆく、という事になります。
フェアトレードが問われる昨今ですから、「ジュエリーは昔よりも高くなったよね」なんていう感覚を持たれたとすれば、その感覚、間違いではないと思います。
私が皆様にご紹介しているミックスカラーのコランダムは、何も処理を施していない天然のコランダムです。
産出された石をカット(研磨)しただけ。色味のトーンこそ合わせていますが、くぐもったピンク、グレー、オレンジ、紫、柔らかいブルーなど自然な色味をそのままミックスして連ねたものです。
石が内包する景色もそのまま封じ込めていますので、ジュエリーが生み出す表情やリズムも本当に一本づつ違いますし、それぞれずっと眺めていたくなるような可愛さがあります🩷
コランダムはダイヤモンドの次に硬い石です。強く在りたいとか、チャンスを引き寄せたい時に身に着けると、自然と心が落ち着くかもしれませんね。そんな時にどうぞ手に取って頂けますと幸いです。